狼の血族 The Company of Wolves

1984年 外国映画 2ツ星 #赤ずきん ファンタジー:童話 モンスター

ホラー映画と思ってみたのはまちがいだった

狼男は頭が弱いのか、ふらふらしてる。赤頭巾ちゃんも無防備で、ふらふらしてる。現実と夢、夢の中の物語が錯綜するので、見ているこっちもふらふらする。なんだかよくわからないけど、最後は狼がたくさん出てきて、ちょっと痛快だった。

これは直感で楽しむ映画だった。こういう映画はキライじゃないが、そういう映画だと早く気づかせてほしかった。狼男の変身シーンが秀逸だった分だけ、勘違いしてしまったよ。

なんとなく込められた暗示はわかるけど、もう少しハッキリ描いてもいいと思う。狼男と赤頭巾ちゃんの関係にも、一石を投じてほしかった。
脳内補完をフル回転させないと楽しめないのは、ちょっと問題かな。

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