ファンタジーで現実は解決しない

話題の作品なので期待してみたけど、あんまり感動できなかった。
身を切るような対価を払うミツルの利己主義に比べると、ワタルの博愛主義は薄っぺらで、説得力がない。家庭崩壊したわりには、いい子ちゃんすぎる。

ファンタジー世界(幻界=ヴィジョン)がゲームっぽいのは、子どもの想像力が乏しいゆえだろうか。なんだか、すべてはワタルの妄想だったような気がする。現実のワタルは布団の中で丸まったまま、ミツルとも友だちになれず、都合のいい夢を見ているだけじゃないのか?

『銀河鉄道の夜』のようなリアルさがほしいと思った。

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    2006年の日本映画 ★2