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[レビュー1984年09月19日に発表された 

アマデウス

Amadeus

吹き替えが見事!

サリエリ(日下武史)の声が最高だった。あの声を聴くと、深い懺悔をしたくなる。対するモーツァルト(三ツ矢雄二)もはまり役。吹き替えによって、映画の魅力が倍増したと思う。

そしてサリエリ(F・マーレイ・エイブラハム)の演技が素晴らしい。サリエリはモーツァルト個人を憎みつつも、その才能を誰よりも愛していた。サリエリには、天才を見分ける才能があったから。他の人が喜ぶ場面で、サリエリだけは哀しみ、苦しみ、呪い、怒り、嘆き、そして誰よりも酔いしれていく。「嫉妬」とは、かくも複雑な感情だったのか。

なまじ才能ある者は、天才の近くにいられない。強烈な印象を残す映画だった。

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