UDON Udon

2006年 日本映画 3ツ星 和風

盛りだくさんで、のびちゃった

全体的に詰め込みすぎ。後半のだるさが目立つが、前半も無駄なシーンは多い。予算が余って、妙なサービス精神が発揮されたように見える。1つ1つのシーンはおもしろいのに、つなげてみると間延びするのはもったいない。

劇中でも言われているとおり、うどんは特別な食べ物ではない。なので味は言及せず、「うどん巡礼」というレジャーを楽しんできた。それはそれでいいけど、後半の「父のうどん再現」と価値観が衝突してしまった。これも詰め込みすぎの弊害だ。
全12話くらいのテレビドラマだったら、気にならなかったと思う。

結局、とても都合がいい話であって、あまり感動するものではない。ただ香川(讃岐)の情景は美しく、うどん巡礼をしてみたくなった。

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