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[レビュー1997年07月12日に発表された 

陰謀のセオリー

Conspiracy Theory

精神異常者の視点で見る映画

ストーリーは破綻しているので、なにが陰謀だったのかはわからない。観客は論理的なスジを得られぬまま、場面転換を追うことになる。椅子に縛られたまま逃げたり、たよった相手が拷問官だったり、窓から女性の暮らしをながめ、同じラジオの曲(君の瞳に恋してる)を口ずさむ......。いくつかのシーンが断片的に記憶されるが、相互のつながりはわからない。1つだけ確かなことは、彼女(ジュリア・ロバーツ)の守護すること。
......ちょっとヤバイ思考になるね。

結局、物語は完全解決しない。タクシー運転手(リチャード・ギア)は今もどこかで、彼女のことを見守っているのだろう。

ひょっとしてこの映画は、精神異常者が見た夢(妄想)だったのかもしれない。だとすれば、ストーリーが破綻していることも納得できる。
陰謀なんて、最初からなかったのだ。


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