レビュー  2007年07月08日  に発表された 

ぼくらの (全24話)
Bokurano

1ツ星

前半はいいが、後半が駄目すぎる

なんの落ち度もない子どもたちが、絶望的なルールによって殺されていく。『SAW』を彷彿させる残酷な状況設定だ。子どもたちはルールに抗うより、死ぬ理由を探しはじめる。こういう世界観は好きになれない。好きになれないが、物語はおもしろい。少しずつ謎が明らかになり、「もしかしたら助かるかも」と期待せずにはいられなかった。
ところが後半、がくんと失速する。関係ない人物、前提をくつがえす展開に目まいを起こす。感動的に見えるシーンも、よくよく考えるとおかしな点が目立つ。なんじゃ、こりゃあ?

アニメ鑑賞後、原作の連載中にアニメ化されたこと、後半が森田宏幸監督のオリジナル展開だったことを知る。おまけに森田監督は、原作に好意を抱いていなかったようだ。監督の真意はうかがい知れないが、好意を抱いてないならあの迷走っぷりも納得できる。
前半のおもしろさを評価して星3ツとしていたが、「アニメ化による劣化」と解釈して、星1ツに下げる。

(追記 2011年)
原作漫画を読破した。おもしろかった。不快感はあるけど、物語の魅力は否定できない。うん、おもしろかった。そしてあらためて、「アニメ化による劣化」を惜しむ。

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