オーロラの彼方へ Frequency

2000年 外国映画 4ツ星 タイムトラベル 家族

死んだ親父と話すのは、どんな気分だろう?

「過去は絶対に改変できない」というタイムトラベルの不文律を打ち破るところが痛快。現在と過去は隔絶されているのではなく、影響しあえるのか。そう思うと、なんだか幸せな気持ちになれる。
オーロラで、なんとなくタイムトラベル通信を説明するセンスがいいね。無茶などんでん返しもなく、それでいて最後まで飽きさせない。おもしろかった。

死んだ親父(それも若いころ)と話すのは、どんな気分だろう?
この映画を見たときは気づかなかったが、今は私も親父を亡くしているので、受け止め方が変わっている。想像すると、なにやら膝が震えてくる。恋人や子どもを救うのとはわけがちがう。この感覚は、個人的なものだろうか?

「Yahoo!」のキーワードが強調されていたけど、10年後、20年後に見たら、どう思われるかな? この映画そのものが、一種のタイムカプセルになっている。親から子へ、またその子へ。この現在が、幸せな未来の原因でありますように。

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