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[レビュー1993年12月10日に発表された 

X-ファイル 第1シーズン (全24話)

The X-Files 1st Season

後味の悪さがたまらない

物語の設定や展開も素晴らしいが、特筆すべきは"後味の悪さ"であろう。
事件は本当に解決したのか? 政府はなにをやっているのか?
「敵」の正体が見えない。そもそも「敵」はだれなのか?
第1話(パイロット)に出てきた政府の巨大倉庫(『インディ・ジョーンズ』へのオマージュ?)が強烈。世界の広がりと、「敵」の強大さ、モルダーたちの矮小さを印象づけるラストだった。

各エピソードの感想を書くとキリがないが、どれも趣向が凝らされていておもしろい。モルダーがつねに正しいわけではなく、スカリーにも危うさがあるところがよかった。

それとレンタルビデオの次回予告が素晴らしかった。淡々と事件経過を説明するので、そのリアリティに圧倒される。情報量は多いのに、物語を鑑賞する楽しみを阻害しない。よくできている。
しかしこれは日本オリジナルだったらしく、シリーズ人気が確立するとなくなってしまった。じつに残念だ。予告編集だけでも頼めそうな出来映えだったのにね。

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