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[レビュー1994年12月10日に発表された 

X-ファイル 第2シーズン (全25話)

The X-Files 2nd Season

予算が付いて、クリーチャーが増えた

一話完結型のストーリー構成から、シリーズを通した世界観が描かれるようになった。まだ見えるものが少なく、エピソードを見るたびに期待と興奮が高まっていった。

レギュラーであるはずのスカリーが誘拐されたり(裏事情はあるが)、すべての核心であるサマンサが登場するなど、意表を突いた展開も多かった。いま見るとクライチェックが爽やかで、早々に表舞台から退場してしまったのは惜しまれる。
第2期は予算が付いたのか、いかにもテレビドラマ風だった第1期に比べると、特殊撮影のクオリティが上がった。結果、ちょっとクリーチャーの登場が頻繁になりすぎたが、それもまた楽しかった。

とりわけ怖かったのは、第37話「フェチシズム (Irresistible)」。超常現象より、こういう猟奇犯罪の方が恐ろしいのは、皮肉としか言いようがない。第46話「幼虫 (F. Emasculata)」で、モルダーの推理能力が披露されたのも痛快だった。
そして第49話「アナサジ (Anasazi)」でシリーズが終わったときの興奮は、なんとも形容しようがない。この瞬間が、『X-ファイル』の最高潮だったかもしれない。

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