レビュー  1999年08月29日  に発表された 

TATARI タタリ
House on Haunted Hill

4ツ星

ワクワクするホラーサスペンス

結末までのあらすじ

1931年──。凶悪犯罪者を専門に収容していたバナカット精神病院は、ひそかに患者を使った人体実験を繰り返していた。しかし患者の暴動によって医師や看護婦は惨殺され、火災によって患者たちも焼死してしまう。それ以来、病院跡地は呪いの丘として忌避されていた。

現在──。遊園地の設営で財をなした実業家プライスは、人を怖がらせることが大好きな変人。美しい妻エブリンの発案で、呪いの丘にある廃病院でパーティを開くことになったが、プライスは『ひと晩過ごせたら100万ドルを差し上げます』というメッセージを添えて肝試しイベントにしてしまう。しかし招待状は意図せぬ人物に送付された。
施設の所有者であるプリチェットの案内で、6名の男女がロビーに集められた。元野球選手のエディ、医師ドナルド、落ち目のタレントのメリッサ、映画会社の副社長ジェニファー(のふりをした秘書サラ)、そしてホスト役のプライスとエブリン。呪いを恐れるプリチェットは肝試しへの参加を拒否するが、館の封鎖装置によって閉じ込められてしまう。こうして恐怖の夜がはじまった。

プライスはあらかじめ館に仕掛けを作って、みんなを怖がらせようとしていた。しかしプライスが知らないトラブルが相次ぐ。エブリンが殺され、メリッサもなにかに襲われた。裏方の操縦士も顔を削り落とされていた。エディとサラは、集められた6人がバナカット精神病院から生き残ったスタッフ6名の子孫であることを知る。怨霊が子孫に復讐しようとしているのか。

エブリンの死は、医師ドナルドと共謀した狂言だった。エブリンは招待客を追い詰め、プライスを殺させようと画策していた。さらなる恐怖のため、エブリンはドナルドを刺し殺し、その生首をプライスの仕業に見せかける。
恐怖と怒りに駆られたサラが、プライスを撃った。満足したエブリンが姿を見せるが、防弾チョッキを着ていたプライスに反撃される。そのとき、地下から怨霊があふれ出した。エブリンとプライスが飲み込まれる。プリチェットの機転でエディとサラは脱出に成功した。ふたりは100万ドルに換金できる小切手をもっていた。

(おわり)

『地獄へつゞく部屋』(1959)のリメイクだが、オリジナルは知らない。呪いの館と見せかけて、じつは陰謀がせめぎ合っていて、やっぱり本物の怨霊がいたと言う展開は素晴らしい。こういうの大好き。しかし怨霊の直接攻撃はチープだった。偶然が重なって、なにかに操られたように見えるホラーが好きだけど、そこを目指すと明瞭さを失ってしまうか。

邦題を『TATARI』にしたセンスはすごい。よくある邦題詐欺と思っていたが、殺された患者たちの祟りと言えなくもない。「邦題詐欺だ!」と言うつもり満々だったから、いささか肩すかし。まぁ、この邦題でなければ見なかっただろうな。

 Googleで「TATARI タタリ」を検索する
 Wikipediaで「TATARI タタリ」を検索する
 IMDBで「House on Haunted Hill」検索する

コメント (Facebook)

[ASIN] B000UD7F82
思考回廊 レビュー
TATARI タタリ