レビュー  2007年07月12日  に発表された 

座敷童子 / モノノ怪 (1-2話)
Zaraki Warashi - Mononoke

3ツ星

状況把握に時間がかかる

『怪 -ayakashi-』のスピンオフ作品で、その映像クオリティは高く、ストーリーも秀逸。場所と人物を限定した推理ドラマのようなスタイルも興味深い。しかし映像に目がくらんで、状況を把握すのに時間がかかるのは難点。

最初のエピソードは『座敷童子』。状況的には、閉じ込められた『化猫』に近い。退魔の剣を抜くためには、対象の形(かたち)、真(まこと)、理(ことわり)を知らなければならないのだが、具体的にどうすればいいのかわからず、困惑する。
この物語における座敷童子は、幸福をもたらす精霊ではなく、水子の霊に近い。それを一身に受け止めようとする異人の娘は立派だが、立派すぎて違和感がある。旦那様との関係にも嘘がない。純真すぎると怪しむのは、私の魂が汚れているせいか。
雨の宿屋に居合わせたのは、妊婦、老女将、番頭、殺し屋、そして薬売り。これだけ頭数を揃えておきながら、妊婦にしか「役」が与えられないのも物足りない。

結局、薬売りはモノノ怪を斬ったのか? 「相容れぬ」と断じるのも、「斬る価値なし」と見逃すのもアリだが、曖昧にしてほしくなかった。
ともあれ、薬売りの帰還を喜びたい。

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思考回廊 レビュー
座敷童子 / モノノ怪 (1-2話)