[Edit]
[レビュー1992年03月20日に発表された 

トーキング・ヘッド

Talking Head (Mamoru Oshii Cinema Trilogy)

あらすじを読んでから鑑賞しましょう

『紅い眼鏡』や『ケルベロス』に比べると、ストーリーらしきものはある。しかし例によって不条理表現が多いので、あらすじを知ってないと楽しめない。えんえんと垂れ流されるアニメ論も、よくよく聞くとおもしろいのだが、最初はその余裕はない。つまり楽しめるのは2度目からだな。

押井守の実写作品は、どれも大衆娯楽としては失格。同人誌ならぬ同人映画だと思う。作品の出来はともかく、その姿勢を貫いてしまうところはすごい。ふつうの映画のような喜びはないが、ふつうの映画にはない喜びがあることも事実だ。

それにつけても押井守はなぜシリアスな実写を撮らないのだろう?
撮らないのではなく、撮れないのかもしれない。

Share

Next