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[レビュー1970年09月23日に発表された 

トラ・トラ・トラ! Tora!Tora!Tora!

本物の戦争を見られる映画

真珠湾攻撃における日米両陣営の動きを公平に、かつ史実にそって描いている。こんな映画を、ベトナム戦争の真っ最中に上映できるアメリカはすごい。

ドキュメンタリー的な戦争映画では、屈指の出来栄え。ストーリーだけでなく、映像の迫力は特筆に値する。攻撃の準備期間は、まぁ、史実(知識)のおさらいでしかないが、作戦が開始されると、意識は1941年12月8日にタイムスリップする。
未明の空に飛び立ち、紺碧の海をわたる零戦の大編隊。そして攻撃。爆発四散する建物、黒煙を上げ、沈没する戦艦……。
特撮シーンもあるが、それ以外は本物にしか見えない。つまり本当に飛行機を飛ばして、本当に爆弾を落として、本当に戦争をやっているように見える。あまりの迫力に息をのむ。

「眠れる獅子を起こしてしまった」
油断していたアメリカ人は、攻撃されたことで立ち上がる。
追い詰められていた日本人は、成功に酔いしれ大局を見誤る。
これが戦争なのかと、深く考えさせる映画だった。

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