レビュー  1973年05月12日  に発表された 

キカイダー01 (全46話)
Kikaider 01

2ツ星

脅威のビジンダー押し!

『人造人間キカイダー』の大ヒットを受けて制作された続編。当時私は2歳だったので、ブームの熱さは知らない。しかも家ではチャンネル権がなかったため、再放送も見ることなく大人になった。43歳になって、ニコ生の一挙放送でキャッチアップしたが、その行き当たりばったりな展開に衝撃を受けた。こんな番組だったのか。

良心回路の葛藤などなく、悪いやつを打ち倒すだけ。ハカイダー四人衆は魅力に乏しく、ビッグシャドウが登場すると戦闘員に格下げ。なんと情けない。謎の少年アキラも物語に絡むことなく消えた。キカイダーの漫画を読んでいたので、ギャップに戸惑った。

もっとも印象的なのは、ビジンダーことマリ(志穂美悦子)のプッシュ。キカイダー01はお助けキャラになってしまった。ブラウスの第三ボタンがクローズアップされ、ナレーションでマリの悲しみばかり強調される。しかしながら志穂美悦子の出演時間は長くない。変身後だけでなく、モノローグまで江川菜子がやっている。人間態マリだけ浮いている。

善悪の判断ができないワルダーはおもしろいが、造形がおかしい。ハカイダーとの関係も整理できず、中途半端なまま散ってしまった。まぁ、このあたりは瑣末なことか。とにかく『01』はビジンダー押しだった。当時の子どもは、どんな風に見ていたんだろう? 機会があれば、先輩に訊いてみたい。

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キカイダー01 (全46話)