レビュー  1985年06月29日  に発表された 

必殺! ブラウン館の怪物たち
Hissatsu! Baraun-kan no kaibutsutachi

2ツ星

まじめに作ってください

あらすじ

幕府をゆるがす秘密が奪われた。主水と田中は敵をおびき出す囮として京都へ。一方、疑惑を向けられた仕事人たち(加代、竜、政(花屋)、西順之助、おりく)もやむなく京へ。さらに慰安旅行のせんとりつ、伊賀忍者、六文銭の生き残り・お葉、新撰組、京都の仕事人(不動産屋)、ブラウン館の武器商人を巻き込んで大騒動となる。

映画第2弾。出だしはよかったが、江戸出立後は当時のアイドル、タレントによるショートムービーが連続。ほとんど本編に関係しないため、退屈を通り越してイライラしてくる。柏原芳恵が演じる伊賀忍者が強烈で、しゃべるたび気力ゲージを削られた。すさまじい。

風船で作ったガマガエルとか、高圧電流でメイドを始末とか、自転車に機関銃をつけて襲撃とか、大砲をエレベーターで屋上にあげるとか、やりたい放題。音楽がなかったら、笑っていいのか泣いていいのか判断できなかった。『仕事人』はコミカル要素で人気を博したが、バラエティ要素はいらない。まじめに作ってくれ。

仕事がはじまる前はちょっとかっこいい。ブラウン館に押し入ると決めた主水に、お葉が裏切りをほのめかし、「あたしを斬れる?」とからかうと、主水は即座に斬りつけるが、逃げられる。お金をもらわぬ仕事はしないが、裏切り者の始末は躊躇しないのだ。
ブラウン館の前で主水は、二十歳になった順之助に足抜けをすすめるが、順之助は拒否。大人になった順之助を、(前作とちがって)連れて行くと言うところもよかった。

しかし突入後はふたたび、おふざけモード。竜は組紐でジップラインしたり、自転車を釣り上げたり、潜水させたり。政は噴水から飛び出し、プールで格闘、ハングライダーや、自転車に乗って枝を刺しまくり。順之助は個人用ジェットで飛ぼうとして失敗。とまぁ、いろいろあって、主水は手傷を置いながら首魁を惨殺。一件落着。豪快はいいが、ふざけるのは駄目だよ。

プロデューサーものちに失敗作と公言している。にもかかわらず『必殺!5 黄金の血』(1991)で酒井法子を主軸に据え、また失敗するのだから、ブラウン管の怪物は恐るべき力をもっているようだ。

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