ガンスリンガー・ガール イル・テアトリーノ OVA (全2話) GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- OVA

2008年 アニメ 3ツ星 サイボーグ テロ 主人公は殺し屋 刑事・警察 障害

特別なOVAではなかったが、潜在的な魅力を思い出す

「Gunslinger Girl」第2期に、未放映のエピソードがあったとは。2年ぶりに触れるGunslinger Girlの世界......。第2期の低迷を思い出す。OPを廃し、クレジットを英語にするなど、雰囲気を変える工夫が見受けられる。しかし全体的には平坦な印象だ。漫画のコマに色を塗って、ちょろっと動かすだけのアニメ化じゃ、この作品の魅力は伝わらない。キャラクターデザインが悪いわけじゃなく、演出が弱かったようだ。

  1. ヴェネツィアの光、心の闇 ... ジャン×リコ。リコが沈んでいくのは、義体が水に浮かないせい? だとしたらジャンが引っ張り上げるのは無理だろう。細かいところで、演出が粗い。しかし冒頭、ジャンが事実を言えずに殴られるシーンは、設定が細かい。ストーリーは悪くない。
  2. ファンタズマ ... ゆるゆる流れる時間を、青いエンリコが吹き飛ばす。こりゃ、エアコン要らずだ。ジャン兄さんは、だいぶお疲れのようです。たまにはソフィアのことも思い出してあげてください。

二期生の話がちらっと出てたけど、第3期はあるんだろうか? 原作漫画はていねいだけどスピードが遅いので、完結するのを待っている。原作者が全部を出しきって、この作品の魅力をスタッフに示せるようになってから再々挑戦してほしい。

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