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[レビュー2007年02月02日に発表された 

ドリーム・クルーズ(鶴田法男) / マスターズ・オブ・ホラー (S2-26)

Dream Cruise / Masters of Horror

目新しさはないが、定番路線をしっかり描いている

あらすじ

弁護士ジャックは顧客である資産家の英治の妻、百合と不倫していた。ある日、ジャックは英治に呼び出され、百合を含め3人でクルージングに出かける。英治はジャックたちの不倫を知っているようで、緊迫感が高まっていく。夜、船のスクリューになにかが絡まって航行不能になる。英治は酸素ボンベをつけ、船底を見に行った。

『マスターズ・オブ・ホラー』第2期、邦題『13 thirteen』の13本目。通算26本目。最終作。第1期の三池監督につづき第2期は鶴田法男が参加。『仄暗い水の底から』(2002)に似ていると思ったら、同じ短篇集に収録された『夢の島クルーズ』を原作にしていた。まぁ、アメリカ人に受けるパターンかもしれない。

英治がジャックと百合に揺さぶりをかけるシーンは怖かった。ジャックが顧客と対立できない事情はもっと強調すべき。石橋凌の迫力にのまれてしまったのかもしれないが。
英治はジャックをどうするつもりだったのか? なんのためクルーズを計画したのか? 前妻の復讐によってウヤムヤになってしまった。百合は前妻と面識があったのか? 百合に悪意はなかったの? そのへんの事情もわからない。フラッシュバックで経緯が描かれるけど、唐突だし、手抜きだ。

結局、ジャックの弟が守ってくれたようだ。すなわちジャックの罪は許され、トラウマは解消。邪魔者も消えた。ハッピーエンド万歳。白々しい気もするが、第1期の『インプリント』が陰鬱だったから、ヤリスギないよう注意されたのかもしれない。


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