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[レビュー1971年07月24日に発表された 

ゴジラ(11) ゴジラ対ヘドラ

Godzilla vs. Hedorah

あれが最後の一匹だった

人間のエゴによって産まれた怪獣が、人間の存亡をおびやかす。「公害の申し子」ヘドラは、「核の申し子」ゴジラに比肩する宿業を背負っていた。ゴジラシリーズは11作目にして、怪獣を再定義するチャンスを得たのである。

とまぁ、コンセプトは最高だが、演出はすべってしまった。サイケな演出はやりすぎて、意味不明。戦闘も冗長すぎる。巨大電極板が決まり手にならないのも残念だ。ゴジラが空を飛ぶのは言語道断だ。なぜそこでふざけるのか?

ゴジラはなぜヘドラと戦ったのか? 自分以外の怪獣は無差別に攻撃するのか? ヘドラの毒を嫌ったなら、本当に倒すべきは人間である。ヘドラを倒しても、人間が毒を垂れ流すかぎり、いつかまた新たなヘドラが産まれてしまうからだ。ヘドラという究極を得たのに、ゴジラが人間の味方になっちゃったら意味がない。ゴジラは、人間のためにゴミ掃除しているようなもんだ。

麻里圭子が歌うテーマ曲「かえせ! 太陽を」はよかった。iPod で繰り返し聞いている。ヘドラの造形や、歩くだけで金属を腐食させる演出もいい。ここまでそろったのに、映画がつまらないなんて不思議だ。

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