レビュー  1995年12月08日  に発表された 

バイオ・ハンター OVA
Bio Hunter OVA

2ツ星

持ち味が消えた

90年代の細野不二彦は、『ジャッジ』、『うにばーしてぃBOYS』、『BLOW UP!』、『バイオ・ハンター』、『りざべーしょんプリーズ』など、魅力的な作品を立て続けに発表した。どれもすぐ終わってしまうから物足りないが、単行本を書いやすかった。
『バイオ・ハンター』のOVAは評判が悪かったのでスルーしていたが、2017年に鑑賞。うわさで聞いたとおり、似て非なるものに仕上がっていた。

『バイオ・ハンター』の主人公コンビである駒田と越ヶ谷は、『うにばーしてぃBOYS』の同名キャラの流用。性格と立場が入れ替わっており、そのギャップがおもしろかったのに、美中年コンビにリファインされてしまった。もちろん単発作品だから仕方ないんだけど、本作を買うファンの落胆も考慮してほしかった。そして叶うなら、本作のエロ成分も映像化してほしかった。

ストーリーもちがう。起こる事件と展開は同じだが、「美川の執念」や「ト堂の憎しみ」、おまけにラストもちがっていた。なぜ原作通りに作らなかったのだろう? まさかシリーズ化を狙っていたのか? 変えるのはいいが、変えておもしろくないのは困る。

目黒のサンマのように、原作の魅力を削ぎ落としたOVAだった。

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