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[レビュー1981年06月12日に発表された 

レイダース / 失われたアーク《聖櫃》

Raiders of the Lost Ark

その衝撃は忘れられず

賞賛の言葉も出尽くした名作中の名作。財宝とトラップの組み合わせも鮮烈だが、1920年代が舞台で、ナチスが登場することに驚いた。当時、世界地図は空白と謎に満ちていた。インディは祖父の世代の物語なんだね。

インディを出し抜くルネ・ベロック、ゲシュタポのトートなど、魅力的なキャラが死んでしまったのは惜しい。シリーズ常連にしてほしかった。映画を見るたびに思うんだけど、インディはどうやって潜水艦についていったんだろう? そこだけ謎だ。

ラストも強烈。大冒険によって手に入れたアークは博物館や研究施設ではなく、政府の倉庫に封印されてしまう。しかも同じような木箱が山のように積まれている。あれほどの奇跡が、この倉庫では特別扱いされないのか。では世界には、人智の及ばぬ神秘がどれほど眠っているのか? そのスケールに気が遠くなった。
震えるほど感動した傑作冒険映画である。


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