インディ・ジョーンズ / 最後の聖戦 Indiana Jones and the Last Crusade

1989年 外国映画 5ツ星 宝探し @S.スピルバーグ

父親ヘンリーがたまらなく魅力的

ラストが素晴らしい。聖杯を求めたシュナイダーは破滅して、ジョーンズも後を追いそうになるが、ヘンリーは放っておけと言う。この場にいる誰よりも長く、熱心に追い求めてきたヘンリーがそれを言うなんて。歴史的発見と息子を天秤にかけたわけじゃない。聖杯を手にするために、考古学をやってきたわけじゃない。だから失っても笑顔なのだ。
(あぁ、この父親にはとても勝てそうにない)
そう思えることが嬉しいシーンだった。

いいところがたくさんありすぎて、語り尽くせない。しかし先日、テレビで見たらカットが多くて驚いた。講義で否定した×印の下に宝が出てくる皮肉や、ヒットラーにサインをもらうシーンを削るなんて。たしかに本筋に関係ないが、そこがいいんだろうに。劇場で見てよかった。テレビ放送は駄目だ。

インディ・ジョーンズ
映画

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