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[レビュー2008年02月02日に発表された 

東京少年 (劇場版)

Tokyo Boy

安っぽい二重人格

神の視点で見れば、事件の全貌は明らか。しかしシュウの視点で見ると、みなとは自分を潜在的に嫌っている可能性を否定できないはず。劇中ではどうやってナイトが消えたか明らかでないが、シュウはみなとと会うたびナイトの影を意識するだろう。ナイトを拒絶したシュウが、みなとと幸せになれるとは思えない。

ヒロインが二重人格であることは、予告編などで知られている事実。なのに状況がわかるまでに映画の半分以上の時間が費やされてしまい、あとは説得で一発解決。イージーすぎる。問題を把握してから先が重要だろうに。

みなととシュウの関係は、高遠るいの漫画『CYNTHIA_THE_MISSION』(2004)に登場する高野果苗/弑・四方犠を彷彿させる。二重人格と恋愛を絡めた作品は多い。あまたの先達に比べ、本作は見るべき点がなかった。

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