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[レビュー1980年10月10日に発表された 

エレファント・マン

The Elephant Man

好奇心は抑えがたい

実在の人物(ジョゼフ・メリック)をモデルにした物語。外科医が観察し、知性や感受性を認め、人間として接するようになる過程が印象に残る。それは同時に、こうした過程を経ることのない大衆が、彼を理解するのは不可能であると示している。観客もメリックの精神性を認めたとしても、彼の身体への好奇心を抑えられないだろう。

すべてにおいて説明が少ない。実在のメリックを知らないと、意味がわからないシーンも多い。不親切だと思っていたけど、好奇心を抱く理由を考えると、複雑な気持ちになる。
穴が開いた袋をかぶった姿と、不似合いなまでに人間的な叫びが、強く心に残る。

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