レビュー  1982年10月08日  に発表された 

必殺仕事人III (全38回)
Hissatsu Shigotonin 3

4ツ星

アイドルが加わってもハード

世の中の 善と悪とを比ぶれば 恥ずかしながら悪が勝つ
神も仏も無えものか
浜の真砂は尽きるとも 尽きぬ恨みの数々を はらす仕事の裏稼業
へへっ お釈迦様でも気が付くめぇ

(声:中村梅之助)

本作から受験生・西順之助が仕事人メンバーに加わる。私は『必殺仕事人IV』(1983)をリアルタイムで見てたから、順之助は馴染みのキャラクターだったが、2016年、ニコ生上映会ではじめて加入経緯を知ることとなる。理想が高く、現実を知らず、覚悟が決まっておらず、仕事より受験を優先することもある。そんな若造が加わったことで、裏稼業の掟がきわだつとは、おもしろい化学反応だ。

「俺たちが銭もらって、人様の命ちょうだいするのは俺たちの命と暮らしがかかっているからだ。
 銭もらわねえでよ、正義のためだけに人殺してみろ!!
 思い上がっちまうだろ!!
 次から次に人殺さなきゃならねえ。
 銭もらうのは人としての歯止めなんだ。」

中村主水(第一話)

順之助の殺し技・エレキテルはウソっぽく、けっこうエグい。Wikipediaによると、十代が暗殺することに批判があったことから、順之助はじょじょにサポート役にまわって、投石機に移行するわけか。やっぱり暗殺は成人してからだよな。でもまぁ、殺しから遠ざかったことで順之助の成長も止まり、秀のようなプロになることはなかったわけで、若者を守りたいという批判によって若者の将来が奪われたのは皮肉だ。

後半はややストーリーが散漫になるが、まぁ、おもしろかった。

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必殺仕事人III (全38回)