レビュー  1966年07月17日  に発表された 

ウルトラマン (全39話)
Ultraman

5ツ星

いやはや、傑作ですよ!

大人になってから見直すウルトラマンは、格別の味わいだった。特撮技術はつたないし、ストーリーも唐突なんだけど、どのエピソードもセンス・オブ・ワンダーに満ちあふれている。子ども向け番組であることは事実だが、大人が見ても楽しめる。というか、本作を楽しめないような大人は、子どもからやり直した方がいいと思うよ。

あらためて感心したのは、イデ隊員。おっちょこちょいのコメディ要員だが、それだけじゃない。怪獣に同情する繊細さ(第30話「まぼろしの雪山」)、人類に憤慨する気骨(第23話「故郷は地球」)、無力さへの嘆き(第37話「小さな英雄」)といった側面も持ち合わせている。超越的なハヤタ以上に、イデ隊員は感情移入しやすいキャラクターだった。子どもの頃は気がつかなかった。

ウルトラマンの不気味さもすごい。とりわけ第1話は強烈。なんでベーターカプセルのことを説明しないの!? ウルトラマンは正義のヒーローじゃなくて、正義が好きな宇宙人でしかない。その違和感がたまらなく、おもしろい!

ウルトラマンは本当に素晴らしい。見たことがある人にも、ぜひ見直してほしい作品だ。

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ウルトラマン (全39話)