カメレオン Chameleon

1ツ星

なんじゃこりゃーッ！！

社会のクズでしかないチンピラが、じつは怒らせると強い。そんな物語を期待していたし、そんな映画を作りたかったようだが、さっぱり盛り上がらなかった。主人公の怒りゲージをためて、一気に爆発させる。ただそれだけで十分なのに、弱者たちの人生模様が中途半端に入って、発火点がわからない。しょぼすぎる。
ここでカッコイイ台詞が欲しいと思うシーンで、藤原竜也がなにか言いうのだが、よく聞き取れない。アクションも気合いが入っているが、今ひとつ迫力がない。うーん。

本作はもともと、松田優作のために書かれた脚本らしい。松田優作なら、どう演じただろう？　考えてしまう。