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[レビュー2008年07月12日に発表された 

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

Kitaro and the Millennium Curse

がんばりすぎかね

1作目に比べれば、だいぶ大人が見ても楽しめるようになった。こけし電話にキャッチ機能があったり、一端木綿の目がライトになったり、いい加減な妖怪描写も楽しい。なにより、佐野史郎と緒形拳の本気演技が素晴らしい。
しかし千年にわたる怨念とか、自虐に陥る女子高生といった生々しいテーマが、興奮を削いでしまう。鬼太郎は元気がないし、ラストも勝ったか負けたかわからないので、どうにもスッキリしない。

大人も楽しめるように作ってくれるのはいいが、子どもを切り捨てる必要はない。さりとて大人だけがわかるようなシリアスさは、鬼太郎の世界観に合わない。がんばりすぎて、魅力がなくなってしまった。
鬼太郎はヒーローでなく、妖怪はお気楽でなく、人間は罪深い。どっちを向いても楽しめない。なんだかなー、という出来だった。

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