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[レビュー2008年08月02日に発表された 

トワイライトシンドローム デッドクルーズ

Twilight Syndrome: Dead Cruise

やり直せる殺人ゲーム

あらすじ (結末まで)

船旅を楽しむ6人の若者たち。ひょんなことから携帯ゲーム機を手に入れる。起動すると船内に音楽が流れ、本当に怪物があらわれた。リセットすると殺された人も元通りになるが、怪物も初期配置にもどってしまう。この状況を抜け出すにはクリアするしかない。
クリアは簡単と思われたが、仲間同士の衝突がはじまってしまう。殺された人は死の恐怖や苦痛をおぼえているため、以前のようには振る舞えない。またリセットで元通りになるため、残虐な行為に歯止めが効かない。
事態を打開するため、リーダーは仲間たちの屍を踏み越えながら先に進む。ついにクリアすると空にクリアデータが表示された。助かった仲間は0人で、評価は最低だった。
気がつくと船内に喧騒がもどっていた。すべてゲームがはじまる前と同じだが、ゲーム内で死んだ仲間たちの姿が見えない。ゲーム内で死んだ人は、最初から存在しないことになっていた。もうリセットすることもできない。

(おわり)

めちゃくちゃ低予算で、もろもろ粗いんだけど、おもしろかった。リセットできることがゲームを困難するとは思わなかった。またリセットできることが、クリアすればすべて元通りになるという根拠ない希望を抱かせるのもいい。かつてなかった着眼点だ。
しかし目を引くのはアイデアだけで、説得力を高めたり、テーマを強調する演出はぜんぜん足りない。ゲーム機を、ゲームの登場人物である女の子が渡すのも奇妙だ。前回のゲーム勝利者から託され、次の人にゆずるくらいオーソドックスな枠組みでよかったと思う。

でもまぁ、おもしろかった。B級ホラーを浴びるように観てきたせいか、本作はとても素晴らしく見えてしまう。『デッドゴーラウンド』より100倍よかった。

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