戦艦ポチョムキン Battleship Potemkin

1925年 外国映画 3ツ星 サイレント映画 ドラマ

「ひとさじのスープのために」

モンタージュ手法を確立した古いサイレント映画。むつかしいことはわからないが、カメラワークはお見事。オデッサの階段シーンが多くの映画関係者を魅了したのもうなづける。いまのセンスで見ると、不可解なシーンがあったり、テンポが悪いと感じるところもあるが、撮影機材も技術も未発達な時代でここまで演出できたことに驚愕する。こういう映画が、時代を前に進めてきたんだな。

当時は共産主義のプロパガンダ映画と見られていたようだが、うろんな印象はない。自由を愛し、団結する姿はハリウッド映画を彷彿させる。映画はつねにプロパガンダを含むのかもね。

ページ先頭へ