3ツ星

何度も見返すような熱心なファン向け

3作目は「脱出」ではなく、悪人を処刑するかどうか「裁き」を強要される。囚われた人間に脱出のチャンスはなく、ひたすら許しを請うだけ。これをゲームと呼べるだろうか? ジグソウはルールの重要性を説くが、1作目、2作目を振り返ると納得しがたい。しかし後継者のアマンダの悪逆非道ぶりを見せられると、ジグソウの方がマシに思えてしまうのだから、救いがない。

演出も凝っていて、時系列の入れ替えや本作で解決しない伏線などが盛り込まれている。ラストで全体像が見えたときは痛快だが、そこに至る過程は長く、複雑だ。観客を驚かせようと、わざと、わかりにくく作っているのだろうか? 何度も見直して気づくシーンもあるが、この映画を何度も見直す人がどれほどいるだろう? いや、3作まで見ちゃうような人はファンだから、このくらい複雑でいいのかもしれない。

このレビューを書いている2010年現在、すでに『6』まで作られているが、『3』でなにもかも解決したように見える。この状態からどうやって『4』につなげるのか? つづける意味があるのか? ありえないと思いつつ、興味もわく。私もソウの術中にはまっているようだ。

全7作を見てからの感想

7作中3作目でジグソウを退場させたのは大胆な挑戦だった。しかし劇中の登場人物が次々に死んでしまうため、殺人鬼の変化に気づきにくい。最初に気づいた女刑事ケリーは(五体満足でなくてもいいから)生き残ってほしかった。

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ソウ3