レビュー  2008年02月15日  に発表された 

ダイアリー・オブ・ザ・デッド
Diary of the Dead

4ツ星

「なぜなら充電中だから」

フェイクドキュメンタリータッチのゾンビ映画。『REC/レック』(2007)ほど切れ味はない。見たいものが見られないような。このモドカシサは低予算ゆえの制約ではなく、ロメロ監督の意図した演出なのだろう。

ゾンビに襲われても撮影をやめないカメラマン。傍観者の視点を指摘する大学の先生。白人支配が終わると意気込む黒人たち。やたら強気な女子大生。強盗と成り下がった州兵。ゾンビを狩ることで次第に理性を失っていく人々......。
派手な映像を差し込まず、淡々と描いている。個々のシークエンスに不満はないが、連続して見ると飽きる。POV形式のため、どうしてもカメラマンの存在を意識してしまう。ゾンビ映画にPOV形式が合わないのではなく、ロメロが描きたかった主題に合っていなかったようだ。

市井の人々に特殊な個性を与えることで、むしろ平凡さを強調する演出は素晴らしい。こういうところはうまいね。

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ダイアリー・オブ・ザ・デッド