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[レビュー2000年12月06日に発表された 

バトル・ロワイアル

BATTLE ROYALE

これはいい娯楽映画

キタノ先生(ビートたけし)がゲームだけでなく、物語全体を支配している。あまり掘り下げられていないが、生徒(もしくは自分)と向き合うには「殺し合い」しかなかったのだろう。苦悩がにじみ出ている。とはいえ、度が過ぎてる気がしないでもない。軍人に命令したり、絵を描くのはいいが、女子高生と河原で遊ぶユメは駄目だろう。まぁ、それが個性ではあるが。
撃たれたキタノが「痛え」と叫ぶところが、本作中でもっとも痛そうだった。痛みの衝撃は、血しぶきに比例しない。

本作はテンポよく人が死んでいく。生徒たち個々の描き方も深すぎず、浅すぎず、小気味よい。のちにブレイクする若手俳優が多数出演しており、彼らは本当に同級生だったのではないかと思えてしまう。藤原竜也は本作で、「無力な善人」という方向性が確立されてしまったね。

殺人ゲームを描いた作品は数多いが、本作はそのスタンダードになったと思う。

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