ゴーストワールド Ghost World

2001年 外国映画 4ツ星 学校

あのバスはどこへ向かうのか?

見てるあいだは退屈だったけど、終わってみると印象に残る映画だった。ソーラ・バーチ演じるイーニドがなんとも個性的。学校という保護を失って、社会への順応を迫られる少女たち。友人は折り合いをつけたものの、イーニドは自分を変えられず、どんどん居場所を失っていく。そしてラストはどう解釈すべきか。ダサイ田舎町を捨てて都会に旅立ったのか、それとも?
私も若いころはフリーター(社会不適合者)だったので、イーニドの気持ちはよくわかる(わからない部分も多い)。それゆえ、考えてしまう。あのバスはどこへ向かうのか。私自身はバスに乗ったのかと......。

そしてブシュミである。まっとうな演技をしてると思ったが、クレジット後のおまけムービーで本領発揮していた。どんな映画で、どんな役柄を演じても、ブシュミはブシュミ。これは1つの答えかもしれない。

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