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[レビュー2004年11月05日に発表された 

私の頭の中の消しゴム

A Moment to Remember

男が悪人だったら、なおよかったかも

いくらなんでも美談すぎる。映画の終盤は、混濁した彼女が見た夢なのではないか。個人的には毒があってもよかったと思う。たとえば、こんな感じ。

工事現場で働くチョルスは、自分のため、より安全なビルを造るため、出世したいと思っていた。そこでチョルスは、ふとしたことで知り合った世間知らずの社長令嬢スジンを射止める。結婚すると、すべてが好転した。大きな仕事を任され、順風満帆だったチョルスに、スジンの病気が知らされる。スジンの両親は介護しなくてよいと言うが、チョルスは納得できない。大切なことを、まだ伝えていない……。

というイメージを脳内に走らせながら、映画を楽しんでいた。お汁粉に塩を入れるように、黄色を輝かせるために黒を使うように、純情を際だたせるために打算を入れてもいいんじゃないかな。

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