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[レビュー2008年06月12日に発表された 

メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット (PS3) METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS / MGS4

ゲームよりムービーが多くて、どうすんの?

ゲームはおもしろいが、イベントムービーの長さに呆れ返る。Blu-rayの大容量を使い切り、映像再生時間は9時間を超えるとか。問題は時間じゃなくて、セリフの冗長さ。二言三言で終わる問答を、膨大な言葉で修飾し、抽象的に表現している。なぜもっと端的に会話できないのか?
ゲームは尺の制限がないから、要素の切り詰めがされてない。あれもこれもと詰め込んで、途方もないボリュームになったようだ。「それがメタルギアの魅力」と言われればそれまでだが、制作コストも時間も増えるから、好ましい傾向ではない。

設定に目を向けると、SOPシステムのアイデアは秀逸だった。テクノロジーが進化すれば必ずや実現するだろう。本作における扱いは小さすぎる。SOPシステムの呪縛だけで映画が何本も作れそうだ。
キャラクターでは、ジョニーの扱いが不満。ジョニーは私たちプレイヤーの投影になるから、ずっと役立たずで、顔を見せないでほしかった。見せるにしてもメリルだけで、「あんがい悪くないじゃん」と言わせるくらいでいいのに。嫁さんもらってリア充になったジョニーは、目障りなNPCでしかない。
BB部隊はびっくりするほど妖艶だが、キャラクターとしての魅力はうすい。人物描写がすべて口頭説明ってのがよくない。

本作はMGSシリーズを総括しており、これまで広げてきた風呂敷をきちっと畳んでいる。細かな矛盾や疑問はあるが、よくまとめたなぁと感心する。まずはお疲れさま。そしてここから心機一転、新たなメタルギアシリーズをはじめてほしい。今後に注目したい。

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