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[レビュー2008年12月25日に発表された 

ワルキューレ

Valkyrie

トム・クルーズが前に出すぎ

シュタウフェンベルク大佐は頭がよくて、度胸もあって、カリスマ性に優れた人物として描かれるが、けっこうツメが甘い。なぜ不測の事態に作戦を強行したのか? なぜヒトラーの生死を確認しなかったのか? なぜ暗殺失敗時のフォローを用意しておかなかったのか? 戦場で鍛え抜かれた男とは思えないポカばかりだ。あるいは兵士の知謀は、政治家のそれに劣るのか?
もちろん、実際はさまざまな要素が絡んでいるのだろう。しかし映画はシュタウフェンベルク大佐の視点で描かれるため、どうしても彼のミスに見えてしまう。

この映画をきっかけにワルキューレ作戦を知った。史実は映画よりおもしろい。これはドキュメンタリーか再現ドラマで見たかった。
『ラストサムライ』と同じで、トム・クルーズのコスプレ映画にするのはもったいない。

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