3ツ星

謎解きがメイン

都市伝説「テケテケ」を映画化した作品。私がテケテケの話を聞いたのは中3だから、86年くらい。もう27年前だよ。一発ギャグみたいな妖怪を、映画はうまくふくらませている。テケテケのビジュアルは笑えるけど、スピードと殺傷力は脅威だ。視界に入ったらもう助からない。ちゃちなメイクで瞬間移動されるより、ずっと怖い。

ストーリーは前半と後半が断絶しているが、キャラクター描写は秀逸。女の子同士の友情と確執は、怪奇現象といいコントラストになっている。男子生徒がフェードアウトしてしまったのは残念だ。また従姉妹の理絵も目上の人(教授)と目下の人(助手)で態度を変えるなど、生々しいほどリアル。ホラー映画の登場人物は記号になりがちだが、こういう演出はうれしい。

ラストは賞賛しづらい。「墓石をなおすことでテケテケが鎮まる」とか「三日しのげば助かる」ってのは願望でしかなかった。せっかくの調査が無意味になるのはリアルだが、カタルシスがない。
謎解きを主体にしておきながら、謎を明かさなかったのは問題だ。無敵のモンスターは魅力がない。うまく弱点を設定してほしかった。


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テケテケ