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[レビュー2008年10月06日に発表された 

シャーク・イン・ベニス

Shark in Venice

「ヴェネティアに、サメは、いない」

事件を隠蔽したい警察と、財宝を手に入れたいマフィア、目的不明の棒読み女警部補トッティーが話をややこしくしているが、テーマはメディチ家の財宝探しであって、サメは障害物でしかない。むりにサメを退治する必要性はなく、実際、財宝が手に入ればサメは野放しにされた。ゆえに、サメを爆破して終わるカタルシスもない。

サメの襲撃は、動物ドキュメンタリーから切り抜いたシーンと、水中で人間が悶えるシーンで誤魔化しており、さっぱり盛り上がらない。途中、水路から飛び出したサメが人を襲うシーンがあるが、主人公は見てなかったし、世間が騒ぐこともなし、サメも飛沫の中にちらっと見えるだけ。見どころがまったくない。笑えるシーンもない。ヴェネティアを舞台にする意味もない。なにもない。

トッツィー警部補の棒読みが飛び抜けて印象的だった。まぁ、それだけ。

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