[レビュー2009年07月01日に発表された 

うみねこのなく頃に (全26話) When They Cry 3

刑事・警察 推理
更新日:2009年12月30日(水) 16:46 [Edit]

ミステリーの新境地

ミステリーの主人公が、推理を完成させる前に殺される。そして何度も時間を巻き戻し、同じ条件から異なる経過をたどるところを、物語の外から検証する。目的は犯人の特定ではなく、魔法の否定(人間にも実行可能な犯罪だと証明すること)。導き出された事実は、赤き真実といったルールで保証される……。
これほど型破りなミステリーもないね。次から次へと新事実、新解釈が出てくるので、推理するのは大変だが、とてもおもしろかった。

しかし中盤以降は魔法演出が多くなって、事実が見えにくくなる。「物語の中にいる主人公が見聞きしたこと以外は伝聞であり、事実ではない可能性がある」わけだが、「魔法演出以外は事実」と誤認してしまった。おかげで推理は迷走し、だいぶ興味がそがれた。
魔法演出の美少女たちもキライじゃないが、ちょっと露出が多すぎる。ミステリーを見たくてチャンネルを合わせているので、邪魔だった。

ちゃんと謎は解明されるのか? 私の立てた推理を検証できるのか?
回を重ねるごとに不安は増していき、最終回は中途半端なところで終わってしまう。あぁ、やっぱり。これじゃ、第1のゲームを端折った意味がない。『ひぐらし』もファーストシーズンで謎のすべてが明かされたわけじゃないが、落胆はそれ以上だ。

途中なので全体の評価はできないが、この新しいスタイルは大いに評価したい。第2期があるのか知らないが、このストレスから早く解放されることを望む。

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