ペイ・フォワード 可能の王国 Pay It Forward
2000年 外国映画 3ツ星 ドラマやや、美しすぎる
情けは人のためならず。巡り巡って最後はトレバー少年を救うと思いきや、衝撃のラストに涙する。しかし、しかし……美しすぎる。トレバーが神格化しちゃってる。
世界を変える「ペイ・フォワード」の試み。トレバーは失敗と評価するが、それはなぜか? どうなれば成功だったのか? 長い時間をかけたわりにトレバーの内面はあまり描かれていない。子どもゆえの純真さで片付けるのは安直すぎる。トレバーにも願いがあったはずだ。
あるいは、トレバーが見返りを期待したことが、この「罰」を招いたと考えるのは、皮肉が過ぎるだろうか?