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[レビュー2009年07月10日に発表された 

東京マグニチュード8.0 (全11話)

Tokyo Magnitude 8.0

いやいや、これはないだろう

本作品は首都圏での巨大地震発生を想定し、膨大なリサーチと検証に基づいて製作されたフィクションです。
リアリティーを追求し、十分なシミュレーションを経てオリジナルストーリーを構築しておりますが、演出上、実際のものと描き方が異なる場合があります。

驚くべきことに、冒頭のメッセージでネタバレしてた。確かに実際と異なる表現があった。だが、それが本作の目玉になってしまうのはどうなのよ。
本作は災害シミュレーションなのだから、死因は明らかにすべき。クラッシュ症候群がほのめかされているが、症状的におかしいので、おそらく東京タワーの瓦礫が頭に当たったのだろう。自覚症状がなくても、内出血で命を落とす可能性がある。だから病院で診てもらうべき。しかし震災によって病院に行けないなら、○×に注意しよう。といった知識を教えてくれなくて、どうする?
姉に起こった症状も、よくあることなのか、特異な例なのかあいまい。震災後、姉のような言動をする人にあったら、どう接すればいいのか? 平時は専門家に任せられるが、災害時は素人が対処するしかない。そこが知りたかったのに!

そして最終話は、「10年後の自分」を描いてほしかった。災害によって個人や社会がどう立ち直り、どう強くなったか。そこを啓蒙することが本作のテーマだったはず。ちがった?

興奮したのはレスキューロボ。しかし東日本大震災で活躍しなかったので、あれは空想だったのね。がっかり。

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