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[レビュー2017年07月20日に発表された 

アポリア / Aporia: Beyond The Valley (PC)

Aporia: Beyond The Valley

高みを目指しすぎたか

プロット

プレイヤーは墓所のようなところで目覚める。かつて繁栄した文明があったようだが、滅亡したようだ。プレイヤーは光る液体を使うことで、灯りをつけたり、映像を再生したり、扉を開けたり、植物の育成を早めたりする。

デンマークの会社が作った一人称視点の探索ゲーム。戦闘なし。高所からの落下、高熱などで死亡した場合はチェックポイントからやり直し。特徴的なのは、テキストや会話がないこと。操作方法は画面に絵として表示される。

テキストがないから、だれにでもわかる普遍的なゲーム、というわけではない。

プレイヤーは目的をもてないまま、できることをして、行けるところへ行くだけ。光る水は行く先々で補給できるから、あえて節約する意味はない。いわゆる「鍵を見つけて、扉を開ける」の繰り返しだ。
壁画を読み解くことで、この地でなにがあったか、主人公につながる系譜が、なんとなくわかるが、過去は過去。いま、なにをすべきか、なにをすべきではないかの指針は得られない。

エンディングは、ここを去るか/否か、文明を復活させるか/否かで分岐するが、そうと知って選択できない。いや、私がなにか見落としたのか、理解が足りていないのか? そのへんで悩ませるなら、テキストを省いた意味もない。

テキストを省くなら、もっと簡単なストーリーにすべきだったね。たとえば、

★妄想リメイク

プレイヤーはあちこちの遺跡を見て回り、壁画を読み解き、下記の事実を知る。
人間は魔力によって繁栄したが、忌まわしい魔物も生み出してしまった。魔物と戦うため、人間もまた魔物に近づいていった。戦争が終わらなくなったため、魔力の源を砕いた。人間(魔物と区別がつかない)は宝石に変えられ、眠りについた。賢者が目覚め、魔力を復活させる手はずになっている。
あなたは人間を目覚めさせますか?

いや、これもややこしいか。
まぁ、映像は美しく、切ない気分に浸れるゲームではあった。



Steam: Aporia: Beyond The Valley

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