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[レビュー2006年09月23日に発表された 

フラガール

Hula Girls

リアルなファンタジーとして

物語はびっくりするほどストレート。なんのヒネリもないが、逆にこれほどブレず、ていねいに描かれた作品も少ない。注目すべきはまどか先生(松雪泰子)。ちょっとした表情や仕草から、情感が伝わってくる。華のある女優さんだ。紀美子(蒼井優)も目をひくが、地味なのにリーダーという位置づけに違和感があった。ここは残念。

昭和40年代の常磐炭鉱の様子が、よく描かれている。『三丁目の夕日』のようなファンタジーじゃなく、閉鎖性の強さがリアル。後半はドラマ補正がかかるけど、前半のリアルさがあればこそ感動もある。吉本紀夫(岸部一徳)の方便まくしたてもよかった。

わかり合えないように見えるが、じつはわかりあえる。よい映画だった。

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