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[レビュー1964年04月29日に発表された 

ゴジラ(4) モスラ対ゴジラ

Godzilla Against Mothra

人間不信もやむなし

たまごの価格根拠を述べたり、小美人の委任状を求めたり、ハッピー興業のあざとさには腹が立つ。近視眼的な漁民たちも同じ。モスラが残りわずかな時間で戦ってくれるのを見ると、人間であることが恥ずかしくなる。ハッピー興業は犯罪者ではないが、人間の法など関係ない。もっと大切なものがある。人間よりモスラにヒューマニズムを感じるのは皮肉だ。

一方でゴジラ。名古屋テレビ塔や名古屋城を悪意なく壊していくシーンがたまらない。着ぐるみが新調され、すごくよくなった。しかしその行動はユーモラスで、もはや災厄の権化とは言い難い。人間たちもすっかり慣れてしまった。
今回のゴジラは精彩を欠く。崇高な意志をもつモスラの子どもたちに叶うはずもない。とはいえ、まさかチョコロール状態で撃退できるとは思わなかった。モスラの正義、強さは感動的だ。当時、「将来はモスラになる!」って子どもがいただろうな。

まぁ、感動の大作とは言えないが、十二分な娯楽映画。安直さも小気味よい。安心して楽しめる怪獣映画だった。

怪獣
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