レビュー  2009年02月06日  に発表された 

PUSH 光と闇の能力者
Push

4ツ星

テレビドラマのパイロット版か?

あらすじ

ナチスがはじめた超能力兵士の研究は、戦後「ディビジョン」という超国家組織に引き継がれた。ディビジョンは市井の超能力者を野生動物のように狩り集め、非人道的な人体実験を行っている。
超能力者にはいくつかの種類がある。ウォッチャー(未来予知能力)、ムーバー(念動力)、プッシャー(記憶操作能力)、ブリーダー(音波攻撃)、スニファー(サイコメトリー能力)、シフター(幻視能力)、ワイパー(記憶削除)、シャドー(探索の妨害)、スティッチャー(肉体修復or破壊)。
主人公ニックはムーバー。10年前、ディビジョンに殺された父親は「花を持ってきた少女を守れ」と言い残した。現在、ニックは香港に潜伏しているが、能力は不安定だった。ある日、キャシーという少女が転がり込んできて、自分を守ってくれと言う。はじめは拒否していたが、キャシーが花をくれたので守ることを決意する。

なかなか凝った設定の超能力ウォーズ。ドラッグの使いみちや、超能力者たちが香港に集まる理由など、重要な情報が欠落しているのは、テンポのため省いたのか、まだ考えていないのか。当座の危機は乗り越えたが、キャシーの母親は捕まったままだし、ニックの父親が息子に未来を託した敬意もわからず、むしろここからテレビドラマシリーズがはじまりそうな勢いだ。

ウォッチャー同士の読み合いや、「きみを殺すと未来が変わる」といったセリフはよかった。しかしニックとキラが恋人同士だったのは唐突だし、ラストも強引な気がするが、まぁ、超能力バトルは楽しかった。
ざっくり私が背景を妄想してみよう。

妄想リメイク

キャシーの母親は十数年後の天変地異を予測した。人類を滅亡から救うためには、桁違いに高い能力者が必要だった。キャシーはディビジョンにわざと捕まることで、未来を書き換えた。ニックの父親も協力者だった。
必要なのは能力を向上させるドラッグと、ドラッグに耐性がある母体。ニックとキラのあいだに生まれる子どもが、救世主となる。救世主の誕生と育成にはいくつかの危機が予測されており、それを乗り越えることで未来が変わっていく。

キャシーの正体はキャシーの母親本人。ストレッチャーによる肉体改造と、プッシャーによる記憶操作を受けている。ニックもニックの父親本人で、同様に操作されている。ふたりは仕組まれた運命を受け入れるかどうかで衝突する。

なんてのはどうかな?

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