レビュー  1955年04月10日  に発表された 

エデンの東
East of Eden

3ツ星

手がつけられない青春

がっしりした体格に甘いマスク。言動は粗暴だが、心は子どものように純粋。行動力があって、なんにでも挑戦するが、ときに空回りして、人を傷つけてしまう。自分で自分をコントロールできてない。大人でも子どもでもない若者の姿を、ジェームズ・ディーンが見事に演じている。

しかしストーリーは没入しづらい。なにをどうしたいのかわからないまま、唐突に終わってしまう。納得できたような、できないような。ある意味、リアルすぎて入っていけないのかもしれない。
キャルだけでなく、恋人になるアブラも難しい。大切な宝石を捨てて、怒り狂う父親を許すことで大人になったと言われても、どう共感していいのか。
悪い子たちではないのだが、どう接していいのか悩む。

父親とは仲直りできたようだが、母親や兄さんはどうなるのか。物語はここからはじまるのだが、人生のすべてが描かれるわけではないし、その必要もないのだろう。そう考えると、なんだかいい映画を見たような気もしてくる。
「わかった」とは言えないが、おもしろかったと思う。

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