アンダーワールド ビギンズ Underworld: Rise of the Lycans
2009年 外国映画 3ツ星 ファンタジー モンスター モンスター:吸血鬼疑問点はふたつ
1つ目は、なぜ作ったのか? ルシアンとソーニャの悲恋はすでに述べられている。結末がわかっている物語を見せられても退屈なだけだ。ソーニャが悪辣で、ビクターが善良だったら、意外性のあるストーリーになっただろう。
2つ目は、なぜケイト・ベッキンセイルが出ないのか? まぁ、事情があったんだろうけど、彼女抜きで作る意味はない。
見どころはビクター。劣勢と見るや、重たい鎧を脱ぎ捨て、単独で逃げてしまった。いいね。そういう性格でなければ生き残れない。残念なのは、ルシアンをあざむくところにトリックがなかったこと。影武者だったとか、心臓が2つあるとか。ルシアンの経験不足とも言えるが、結末を知っている観客が見ているのだから、ヒネリがほしかった。
アンダーワールドはアクションだけでなく、設定や世界観も見てもらいたいようだ。そのわりに荒削りで、ファンタジー色が強すぎる。まぁ、こういうのが喜ばれるのだろう。
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