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[レビュー1984年03月17日に発表された 

ドラえもん(05) のび太の魔界大冒険

Doraemon: Nobita's Great Adventure into the Underworld

日本を代表するファンタジー

魔法が当たり前の世界でも、努力なしでは立ちゆかない。このバランス感覚はさすがだと思う。石像の存在が緊張感を高め、大魔王との対決に興奮する。これぞファンタジーだよ。
魔法世界でものび太はやっぱり落ちこぼれだが、ドラえもんの道具と勇気は変わらない。今回は、いったんは安全圏に脱しておきながら、仲間のために再突入するところがかっこいい! 一瞬タイトルが出てきて、これで終わり? と驚かせる演出もよかった。

気になるのは、ドラえもんの立ち位置。科学が迷信となる世界では、ドラえもんこそは究極の魔法使いになるわけだが、そのへんの説明はなかった。十分に発達した科学は魔法を見分けられないと言うが、そうしたSF的解釈があってもよかったと思う。

リメイクの『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 -7人の魔法使い-』はプロットをいじりすぎて、構成の妙が失われている。

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