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[レビュー2010年05月29日に発表された 

BOX 袴田事件 命とは BOX Hakamada Jiken Inochitoha

冤罪は裁判官の怠慢だ

実在の事件をモチーフにしていること、および袴田さんは現在も拘束されていることを踏まえて見ると、あまりの重さに胸が詰まる。もちろん本作はドキュメンタリーではないが、フィクションか田舎はあまり重要じゃない。人はいつ、袴田さんのような目に遭うかもしれない。あるいは、熊本さんのような選択を迫られるかもしれない。この物語はフィクションであっても、他人事じゃない。

許せないのは裁判官だ。警察が自白を強要したり、証拠をねつ造することはありえる。だから裁判官がいるはずだ。裁判官が正しく機能すれば、警察も注意するようになり、冤罪はなくなる。思考停止して、空気に流され、自己保身しか考えない裁判官は、本当に最悪だ。

この映画が公開された1年後、五点の衣類の再鑑定が決まった。まだ終わっていないのだ。公平な裁判を望みたい。そのために取り調べの可視化は絶対に不可欠だろう。

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