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2009年 外国映画 2ツ星 殺人鬼

テーマが判然としない

予告編では、登山中の若者たちがはトラブルに見舞われていた。吊り橋が落ちたり、トラバサミが仕掛けられていたのが偶然とは思えないから、「山の呪い」みたいなものを想像する。しかしちがった。

前半は登山中の事故、後半は殺人鬼に追われるだけで、オカルト要素は皆無。グループ内の不和がサスペンス要素になっているけど、重要ではない。若者たちが殺人鬼のテリトリーに入ってしまったのも偶然で、まぁ、全体的に不幸な事故だった。
最後に「バルカン半島では3,270人が行方不明になっている」とテロップが入る。それが本当だとして、この映画の内容とどう関係するのか? よくわからない。

登山中のトラブルだけじゃ尺が足りないから、殺人鬼を登場させたんだろうか? まったく唐突で、意図がわからない。トラブルで若者たちが疲弊して、疑心暗鬼になるサスペンスでよかったのに。


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